エコポイントの錯覚

エコポイントの錯覚

TOPページ トリビア・ノウハウ > エコポイントの錯覚

エコポイントの錯覚

エコポイントの錯覚と騙しのテクニック

復興支援・住宅エコポイントとしてエコポイントが復活しました。ついでにエコカー補助金も始まるそうです。エコという自然や地球に優しいイメージもあって、お得で、なおかつ、よいことをしている印象がありますが、よいことばかりではありません。

以前は、環境に優しい家電製品を買うとエコポイントが付いてお得とばかりに、家電量販店に客が大挙したのも記憶に新しいところ。長時間並んだ末に買った大型液晶TVが、自宅に届くのがナンと1か月待ちというのもザラでした。それでもエコポイントが付く期限までに買えた人たちは、お得だったと喜んでいましたが、本当に得だったのでしょうか?

ある調査によると、といってもカカクコムをよく見ている多くの人が知っていたことでもありますが、エコポイントが付いていた時期は、付いていなかった時期に比べて家電価格が高くなっていたのです。

売れ筋の32型液晶テレビの平均価格は、エコポイントが付く前は、4万円台後半で、ポイントが減額される2010年の11月末には、ナンと6万円台になっていました。2万円近くも差があったのです。付与されるエコポイントが6,000ポイントだったので、簡単に計算すると、6,000円分の利益を得るために2万円近くも余計に払った人がいたことになります。駆け込みで購入者が増えれば品薄になってモノの値段が上がるのは経済論理の基本です。

しかも今ではさらに安く、国内一流メーカーの32型液晶テレビでも3万円台のものも出ています(2万円台も!)。エコポイントが付いていたその時期に本当に買わなければならなかった人たちだけではなかったはずです。しかも得たポイントを無駄なモノに遣った人も多かったと聞きます。お金としての実感の薄いポイントなので、気軽に遣ってしまうのでしょう。一見、得するようで損することもあるエコポイント。

期間限定に慌てることなく、しかも躍らされることなく、必要モノを最適な時期に買うように心がけたいものですね。



このエントリーをはてなブックマークに追加


ページトップへ↑